内製化により Amazon FSx for Windowsを導入。納期を3ヶ月短縮し、ファイルサーバーの運用負荷軽減とコスト20%削減も現実に
株式会社永谷園ホールディングス様
1953年創業。「お茶漬け」を始めとして多くの食文化をに根付かせ、 独創的な商品を食卓へ提案。「味ひとすじ」の精神と「創意と工夫」で、お客様に「食を通じた幸せ」をお届けしています。
お話を伺った方
- 鈴木 務 氏
- 管理本部 情報システム部 副部長
事例のポイント
Before
お客様の課題
- オンプレミスのリプレイスだと3ヶ月から4ヶ月の納期が必要だった
- 従来は、将来を見越したサイジングで過剰リソースが発生していた
- バックアップ含めたファイルサーバーの運用に関する負荷
After
課題解決の成果
- わずか1ヶ月でファイルサーバーの導入を実現
- 移行や利用状況に合わせた柔軟なサイジングで、将来的にはコスト20%削減を計画
- バージョン管理作業やバックアップソフト特有の運用から開放され、運用負荷を軽減
導入サービス
Index
「コストに差がなければ、運用負荷軽減の期待ができるAWSを選択」
永谷園ホールディングス(以下、同社)では、オンプレミスで利用していたファイルサーバの更改時期を目前にして、Amazon FSx for Windows の検討を開始しました。当時の様子を鈴木氏は次のように振り返ります。
「既に、EC2やS3などは活用中で、次のステップを考えていました。ファイルサーバーの更改にあたって、既存と同様にオンプレミスでのリプレイスに関する納期や価格などの情報を集めていました。一方で、情報システム部としてはBPRを推進しています。オンプレミスとクラウドの費用に差がなければ、運用負荷を下げる為にAWSを導入するべきなんじゃないかと思いました」
「導入納期を1/3に短縮し、将来的にはコスト20%削減を計画」
Amazon FSx for Windows の導入を決定し、現在では利用部門毎のデータ移行を進めている同社。移行に必要な最低限のスループットや必要容量をデプロイし、柔軟にサイジングを行いながら作業を進めています。また、これまでのオンプレミスの運用では、バックアップソフトの管理者が限られており、リストアの依頼があった際に、管理者が不在の場合はユーザーの業務を待たせてしまう恐れがありました。Amazon FSx for Windows ではバックアップの機能は標準搭載されており、Windows Serverの運用と同等スキルでリストアの実施も行える為、情報システム部全体の生産性の向上に繋がっています。
「オンプレミスではサーバーの購入やラックの準備などで3ヶ月から4ヶ月納期がかかるところを、AWSなら1ヶ月で準備が出来ました。また、従来だと長期利用を見越して充分に容量を搭載する必要があり、今振り返ると30%程余裕がありました。スループットや容量など柔軟にサイジング出来る事は段階移行する上でスモールスタートが出来るのでとても効率的です。バックアップの運用についても、以前はバージョン管理などの運用負荷もあり、管理者も限られていましたが今は部署内の多くのメンバーで対応出来るようになりました」と鈴木氏は導入のメリットを語ります。
サーバーワークスでは、同社の導入作業を、技術レビューなどの内製化の支援でサポートしています。鈴木氏は「予算計画もある中で、柔軟な提案・対応をしていただきました。どこから手を付けて良いか不安もありましたが、ドメイン参加の手順を用意いただいたり、問い合わせを行った不明点はほぼリアリタイムに解消され、タイムロスを全く感じませんでした。今後も、運用効率に繋がる取り組みをして行きたいと考えてます。AWSは提供サービスの数も多い為、自社にどのような使い方が最適化なのか、サーバーワークスからのアドバイスを今後も期待しています」
※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。
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