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ファイルサーバーバックアップの事例

導入事例(日光ケミカルズ株式会社様)

日光ケミカルズ株式会社様

1946年創業。化粧品原料の販売を皮切りに、医薬品、食品、一般工業向けに高品質な界面活性剤などを開発、製造、販売、お客様の製品開発サポート、処方開発、素材や最終製品の有効性・安全性評価、ネイルエナメルの受託製造など、幅広いサービスをグループ内で展開する日光ケミカルズ。コロイド化学を基本に、表面科学、コスメトロジー、皮膚科学、分子生物学、バイオテクノロジーなど、常に最新の技術を取り入れ、研究開発を続けながら技術基盤を拡大。ニッコールグループとして、国内のみならず上海やシンガポールにも積極的に事業を展開している。2016年6月7日に創業 70周年を迎えた。

「cradlepoint NetCloud」と「CloudBerry Backup」で中国拠点のファイルサーバーをAmazon S3にバックアップ

サーバーワークスに依頼している業務の内容を教えてください。

現在サーバーワークスには、上海の現地法人「(日光化学貿易(上海)有限公司」で利用しているファイルサーバーのデータをAmazon S3にバックアップするためのSSL-VPN「cradlepoint NetCloud(旧Pertino:パティーノ)」のサポートをお願いしています。

また、cradlepoint NetCloudに関しては、役員を含む社員がシンガポールの拠点「日光ケミカルズ(シンガポール)Pte. Ltd.」や海外出張する際に、国内で運用するAWSや上海のサーバーにリモートアクセスする際にも利用しています。

その他サーバーワークスには、AWSや関連技術に関して知りたいことがあると相談をすることが多く、様々な技術や製品などを紹介・提案してもらっています。

ファイルサーバーのバックアップ環境について教えてください。

バックアップツールには「CloudBerry Backup」を利用しています。ファイルサーバーのデータ容量は約30GBで、週次で差分データをバックアップしていますが、順調に稼働しています。

上海からでも安定的かつダイレクトにAWSに対してVPN接続が可能な「cradlepoint NetCloud」を評価

「cradlepoint NetCloud」を採用した経緯を教えてください。

日光ケミカルズ株式会社 総務部 ICTグループ 東原 雄一氏
日光ケミカルズ株式会社
総務部 ICTグループ
東原 雄一氏

以前、シンガポールや上海拠点にはVPN用のアプライアンスを設置してAWSとの接続環境を構築していました。しかし、いくらやっても接続が安定せず困っていたのですが、サーバーワークスへ相談したところcradlepoint NetCloud利用の提案を受けました。

シンガポールにはシステム環境の保守運用を専門的に担当する要員がおらず、次のポイントからcradlepoint NetCloudは当社にとって最適でした。

・クライアントにソフトをインストールするだけ
・複雑な設定も不要
・簡単な操作で利用可能
・ローカルアクセスで接続可能
・安定的にVPN接続可能
・体感速度も速い

様々な事情もあり、結果的にシンガポールでのcradlepoint NetCloudの全面的な導入は見送ったのですが、シンガポールからでも、上海からでも安定的に利用できることから、社員などが海外出張の際に利用できる ようにしています。利用者数が膨大になればライセンス費用の問題なども気になるかもしれませんが、必要な利用者の数だけ導入できるというのも、現時点では当社の要件に合っています。

上海におけるサーバーのバックアップに採用した経緯を教えてください。

仮に、シンガポールにおいてアプライアンスによるVPN接続が上手くいっていれば、上海のファイルサーバーのバックアップにもアプライアンスによるVPN接続を利用していたかもしれません。

しかし、上海においてもシステム環境の保守運用を専門的に担当する要員はおらず、cradlepoint NetCloudであれば安定的かつダイレクトにAWSに対してVPN接続が可能だということで導入を決めました。

低コストかつ容易に遠隔地バックアップ環境を構築できるのはAmazon S3の大きな魅力

なぜ、Amazon S3へのバックアップを考えたのでしょうか。

バックアップという視点から捉えれば、バックアップ用の物理的なサーバーやストレージを用意する必要がなく、低コストで簡単に遠隔地バックアップ環境を構築できるというのは、Amazon S3を利用する上で大きな魅力です。

また、もう少し広い視点から捉えると、現状、日光ケミカルズでは基幹システムをはじめ、ほとんどのシステムの移行・運用をAWS上へ展開しています。AWSを積極的に活用することで、スケーラビリティーかつアジリティーを活かしたシステムの展開や運用コスト削減効果の拡大を図ることができます。

なぜ、AWSなのでしょうか。

クラウドインフラを活用するメリットは今さら言うまでもないと思います。その上で、日光ケミカルズで基幹システムをクラウド環境へ移行することを決めた 2013年当時、他のクラウドサービスも検討をしましたが、実績や技術レベルの高さを考えるとAWSが最適な選択肢でした。現在の利用状況や機能レベル、サービスレベル、安定性や信頼性を見れば、当時の選択は間違っていなかったと確信しています。

cradlepoint NetCloudに関して、今後の利用拡張予定などあれば教えてください。

国内に関しては仮想デスクトップサービス「Amazon Workspaces」の導入を検討しているところですが、アジア圏だけでなく、米国やEU地域などの海外に頻繁に出張する社員のモバイルVPNに関しては、手軽で使い勝手が良いので、cradlepoint NetCloudへの入れ替え・導入を検討しているところです。

構成概要図

構成概要図

サーバーワークスは技術力が高く、知見も広い、とても頼りになる存在

サーバーワークスへの評価をお聞かせください。

AWSは常に先進的な機能やサービスを提供し、進化し続けています。cradlepoint NetCloudのようなサービスや製品も同様です。たしかに情報はネット上にあふれきっているかもしれませんが、そのすべてを自分自身や自社内だけで把握し、追い続けることは不可能です。そのため、外部の専門家のサポートを受ける必要があります。

サーバーワークスは技術力が高く、知見も広い、とても頼りになる存在です。当社にメリットがあると思えば積極的に提案してくれますし、逆に相談したいことがあれば手軽に相談できる。また、提案とまではいかなくても、ブログやセミナーなどで積極的に情報発信してくれるので、ほどよい距離感で付き合うことができるのが良いところだと思っています。

今後の期待

サーバーワークスへの今後の期待をお聞かせください。

サーバーワークスぐらいの技術力があればAWSのインフラレイヤーだけでなく、さらに上のレイヤーのサポートなどにも期待したいところですが、クラウドインフラに特化することで得られるノウハウや知見もあると思います。

いつでも気軽に相談でき、自社の利益にこだわらず当社にとって最適なアドバイスをくれるサーバーワークスはとても頼りになる存在です。

ブログなども欠かさずチェックしていますので、的確な情報発信と高度なサービスの提供に期待するとともに、これまでと変わらず相談に乗ってもらえると助かります。

左から 株式会社サーバーワークス 薄井 孝幸、日光ケミカルズ株式会社 東原 雄一様、株式会社サーバーワークス 寺田 怜真、浦底 博幸

左から
株式会社サーバーワークス 薄井 孝幸、日光ケミカルズ株式会社 東原 雄一様、株式会社サーバーワークス 寺田 怜真、浦底 博幸

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

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