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Amazon VPC導入の事例

導入事例(株式会社スノーピーク様)

株式会社スノーピーク様

1958年、金物問屋として創業。現在では、アウトドア事業を中心としたプロダクツの企画・開発から製造・販売までを自社で手がけ、一貫して「自分達もユーザーである」という原点から革新的な製品やサービスを提供しています。国内のみならず海外にも積極的にビジネスを展開し、2014年12月に東京証券取引所マザーズへの上場を経て、2015年12月には東京証券取引所第一部へと市場変更を果たしています。従業員数:192名(2014年12月末現在)。

Amazon VPCの導入・運用にサーバーワークスの「VPCスターターパック」を活用

サーバーワークスに依頼した業務の内容を教えてください。

スノーピークでは現在、オフィシャルのオンラインストアをAWS上で展開しており、ECサイトをはじめ、ポイント管理システムや取引先小売店向けBtoBシステムなどを運用しています。

これらのシステムとオンプレミス環境で運用するBIなどとの連携を図るためAmazon VPCによるVPN接続を利用しており、その導入と運用にサーバーワークスの「VPCスターターパック」を利用しています。概要は次の通りです。

フェーズ 項目 内容
導入フェーズ 基本導入支援 ルーターの提供(レンタル)・設定、専用回線の提供(インターネット接続回線は別途)、VPN接続サポート、Amazon VPC導入の技術サポート
オプション EAIシステムの導入支援
運用フェーズ VPN接続監視 プロバイダ業務、ルーターレンタル、VPN接続の監視を含む24時間365日の接続監視、障害時の通知および復旧作業
AWS課金代行 円建てで月末締め翌月末払いで請求
サーバー運用代行 Amazon VPC上に構築したサーバーの運用代行
Amazon VPCサポートサービス Amazon VPCの運用に関するサポート窓口の提供
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スノーピークにおけるAmazon VPCの利用イメージ

安全かつリアルタイムにAWSとオンプレミスを連携するためにAmazon VPCを導入

オンラインストアの運用インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

オンラインストアにおけるAWSの利用は、2014年のリニューアル時に決定しました。ハードウェアの導入が不要で、スケールアウトも容易、突発的なアクセスの増加にも柔軟にかつ、迅速に対応でき、BCP対策もできる、そして、コストも低減できるといったAWSのメリットを享受するために選択しました。

当時はまだ、AWSに関する経験やノウハウはほとんどなかったのですが、実際に使ってみるとこれまで苦労してきた物理サーバーのサイジングや設計から解放され、簡単にサーバーを立ち上げたり、場合によってはサーバーインスタンスを捨てることができるという「持たざるメリット」は、とても大きく、また大きな可能性を感じました。現在、オンラインストアには多い時で月間37万のユーザー様からのアクセスがあります。メディアへの露出やキャンプイベント時にはオンラインストアへの突発的なアクセス増もありますが、これだけのユーザー様に安定したサービスを提供できているのはAWSのおかげだと実感しています。

そのため、今では情報システム部門としても「AWSファースト」、「AWSオリエンテッド」という方針のもと、AWSを基本にシステムの構築や移行を積極的に進めています。

Amazon VPCを導入した理由を教えてください。

スノーピークでは、商品の企画から製造、販売までを一貫して行うSPA(製造小売業)と呼ばれるビジネスモデルを展開しており、販売チャネルとしては直営店やネットコマースといった直販だけでなく、小売店や量販店への卸売なども行っています。また国内だけでなく、海外への販売も行っています。

このように多面的に展開する販売データや売上データ、お客様の志向や動向に関するデータなどを集約・分析して、社員一人ひとりのアクションに結びつけていくためにBIツール(Dr.Sum EA:ウイングアーク1st株式会社)を導入しています。

しかし、オンラインストアをリニューアルした当初は、AWSとオンプレミス環境をダイレクトに接続しておらず、スムーズなデータの連携ができていませんでした。

そこで、両システム間をVPNで接続し、EAI(DataSpider Servista:株式会社アプレッソ)を使って安全かつリアルタイムにAWS上のデータを取り込むために、Amazon VPCを導入しました。

case_snowpeak_img01.png

スノーピークのオンラインストアのトップページ

経験と実績、そしてAWSに関して一括して任せられることがサポートベンダーの要件

「VPCスターターパック」を導入した経緯を教えてください。

Amazon VPCを導入するにあたり、ドキュメントが完全に日本語化されておらず、不明な部分も多々ありました。また、社内で経験とノウハウを持った人的リソースを育成したり、雇い入れる時間的な余裕もないので、短期間で確実にAmazon VPCの導入を成功させるために、経験とノウハウがある専門家の支援を受けることを検討し、その結果、サーバーワークスへ依頼することにしました。

サポートベンダーを選定したときの要件を教えてください。

細かなものを上げると要件は100項目以上にも上るのですが、「一括管理体制」、そして「経験と実績」という2つのポイントが主な選定の要件となりました。詳細は次の通りです。

(1)一括管理体制

以前は、AWSの稼働監視、運用代行、課金代行をそれぞれ別々のベンダーに依頼していました。窓口が複数に分かれていると、私たちの管理業務の負荷も大きく、運用の一貫性も図れないので、サービス窓口を一本化できるベンダーにサポートを依頼したいと考えました。

(2)経験と実績

Amazon VPCの導入から運用・監視までをワンストップで支援してもらえるだけでなく、トラブル発生時やわからないことがあったときにはすぐに助けてもらえるよう、AWSおよびAmazon VPCに関する技術力が高く、実績や経験も豊富なベンダーに依頼したいと考えました。

サーバーワークスの対応力や技術力を第一印象で高く評価

サポートベンダーとしてサーバーワークスを選定した理由を教えてください。

エンタープライズシステムに関して実績が豊富なベンダーを紹介してもらったり、すでにお付き合いがあるベンダーに声をかけたりするのと並行して、AWSやクラウドに特化したサービスを展開するベンダーをネットで調べるなどして、4社の提案を比較検討しました。
サーバーワークスもネットで調べて連絡をしたベンダーの1社でしたが、経験や実績が豊富なだけでなく、対応力が速く、技術力の高いベンダーだと第一印象で感じました。
その後も、的確なアドバイスや提案をしてくれましたし、「VPCスターターパック」は、サービス内容が私たちの求めているものと合致していたので、サーバーワークスに依頼をすることにしました。

なぜ、第一印象で対応力や技術力を評価されたのでしょうか。

私たちのオフィスは、新幹線の止まる燕三条駅(新潟県)からさらに車で30分以上かかるような場所にあるため、直接会いたいと言われてもすぐにはお会いできない場合も多く、テレビ会議をお願いするのですが、スピーディーにご対応いただけないこともあります。その点サーバーワークスは、連絡をしてすぐに、こちらが要望したテレビ会議で対応をしてくれました。

また、実際に話をしてみると、技術者に営業担当者として対応してもらっているような感じで、不明点や疑問点に関し、営業担当者からその場ですぐに的確な回答やアドバイスがもらえました。そのため、安心して長く付き合えるベンダーだと思いました。

実は、サーバーワークスの方と直接会うのは今日の取材が初めてとなります。検討時から、提案のプレゼン、導入時、導入後のサポートを含めこれまではテレビ会議やメールなどで連絡をしてきましたが、特に問題はなく、第一印象での評価は間違っていなかったと確信しています。

「VPCスターターパック」を採用した理由を教えてください。

すべてがパッケージ化されているため、ルーターの機種や設定、接続方法、回線などを悩んだり、選んだりする必要がなく、簡単・確実に接続できること。さらには、回線だけでなく、ルーターを含めた24時間365日体制での監視サービスという点も、当社にとっては理想的だと判断しました。

期待を超える対応により、トラブルの影響も最小限に抑えることが可能

Amazon VPCの導入時、そして運用の状況などはいかがでしょうか。

Amazon VPCの導入に関して、事前に準備ができていたので、予定通りスムーズに作業を進めることができました。リリース後も順調に稼働しており、問題は発生していません。

サーバーワークスへの評価をお聞かせください。

サーバーワークスは当社の期待以上の働きをしてくれました。技術的な面での支援もそうですが、プロジェクトを進めるのにあたり、テレビ会議での対応だけでなく、プロジェクト管理ツールを使って進行管理や情報共有をしてもらえました。そのため、役割分担や責任の範囲も明確で、抜けや漏れ、手戻りといったことが発生せず、安心してプロジェクトを進めることができました。

また、監視・運用に関しても、一歩先回りをした対応をしてくれるのでとても助かっています。たとえば、明確なトラブルでなくても、イレギュラーな事象が発生した場合、単にその事象を報告してくるだけではなく、当社システムへの影響度や対策の必要の有無などを合わせて報告をしてくれるので、どのように対応すればいいのかを迅速に決断でき、トラブルの影響も最小限に抑えることができています。

今後の期待

サーバーワークスへの今後の期待をお聞かせください。

サーバーワークスが提供するAWS運用自動化サービス「Cloud Automator」には、AWSの運用を効率化・自動化する機能が数多く搭載されているので。今後さらに活用していきたいと考えており、使い方のアドバイスや提案をいただけると嬉しいです。

また、先ほども話をしましたように、当社としては今後もAWSを積極的に活用していくつもりでおり、基幹システムなどの移行も計画しています。当然、サーバーワークスに期待するところは大きく、運用面だけでなく、新しいソリューションの提案にも大きな期待をしています。

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株式会社サーバーワークス 千葉 哲也(前列左)、永淵 恭子(前列右)

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

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